世界の魔法について

それと、あとほんの少しのいくつか

【音楽】最近聴いているもの①

2016年のいいところは、2016年の音楽も1990年の音楽も聴けることだと思います。年間ベストなんてやっていたけど、別にその年のばっかり聴かなくても良い音楽沢山あるからディグる作業も楽しくやっています。こういう私の備忘録もブログにしておこうかと。

 

アルバム

TIME TO GO - RIP SLYME 
Time To Go

Time To Go

 

youtu.be

夏になると毎年聴いているけど、ベストと近年のアルバムしか聴いてなかったんですよね。メロウって言葉を覚えたんですけど、メロウってまさにRIPじゃん!って思ってます。
 
 
 
THE SWINGIN' SIXTIES - the brilliant green 
THE SWINGIN’ SIXTIES
 

 

youtu.be

ブリグリのアコースティックセルフカバー。「冷たい花」がとても良い。
 
 
 
元気です。 - 吉田拓郎
元気です。

元気です。

 

 

加川良の手紙

加川良の手紙

フォークハマってます。このアルバムは昔から部屋に置いてあるアナログ。

 
 
 
 MIETA - 木村カエラ
MIETA(通常盤)

MIETA(通常盤)

 

youtu.be

 「Sync 」と「ROCK」までしか聴いてなくて、「出てるんだ〜」位な感じで聴いてみたらどちゃくそかっこいい。最高傑作かもしれない。

 

 

 

トラック

ねらいうち - 寺島由芙


 フェスの度にゆっふぃー最高だ!ってなる。アルバム出るのちょーうれしいんだけどこれは入ってないらしい。

 

 

 

復興ノ唄 - ゲルニカ


この前までソロかヤプーズの気分だったんだけど、ケラが舞台の挿入歌にしてたから久々にゲルニカに。そしてこんな感じの音楽の気分に。

 

 

 
東京の花売娘 - 佐藤千夜子
そっから更にディグる。 アイドルネッサンスの「お祭りマンボ」のカバー聞いて、50年代から60年代のリズムってなんだろうって考えてて掘り始めた。ゲルニカの源流みたいなのを探してる。
 
 
 
WHOOOO! - OZROSAURUS
フリースタイルダンジョンみててトラックからはまってしまった。オジロは通らなかったからちょーかっこいい。
 
 
 
 フィガロの結婚 - モーツァルト

なんか通りかかったらやってたからフラット入ったコンサートでやってたからハマってる。バイオリンって魔法。クラシックちゃんと聴きたい。
 
 
 
プカプカ - 西岡恭蔵

フォーク第二弾。超名曲。友達とフォークにはまってて色々聴いたけど結局これだ!って戻ってくる。

 

 

 
埠頭を渡る風 - 荒井由実

友達と人生で好きな曲30ってなんだ?って話してたら友達の1位はこれでした。自分の1位はなんだろう。考えてみよう。
 
 
 
 
 
 あとこれ。
 
 

【雑記】鞄を買った

鞄を買った。

使っていた安いリュックサックももう大分使ったので、旅行先で新しいリュックサックを買った。
ぱっと見とてもかわいらしかったので、自分は3色ある色の濃さからどれにするか悩み、真ん中のものを買った。
宿泊先に持ち帰るまでは、良い買い物をしたと思っていた。
 
いざ、その鞄を使ってみると、いくつかの問題があった。
四角くてかわいいな、と思っていたその出で立ちは少しモノを入れて背負っただけでフニャっとなる。全くもってフォルムの意味がない。プッチンプリンをプッチンするとグシャっとなるあの感じに似ている。更に、本当に気になるのは歩くたびにチャックの金具が「チリン、チリン」と鳴ることである。猫になった気分で歩くことを強いられてしまった。
多分、この鞄を作った人は試しに背負って歩いてみたこともないんじゃないか、と思った。フニャっとなる問題はまだしも、金具がチリンチリンとなる問題は少し歩けばわかりそうなものだ。おそらく、完成した、やったー!で終わってしまったのか。それとも、それほど高級品でもないから気にしていないのか。かわいいのに勿体無い。
私は貧乏性なため、なんとかこのかわいい鞄をかわいさを保ったまま背負えないかと試行錯誤した。鞄を買うのは約2年ぶりである。せっかくの2年に1度の出会いをこんな形で消費するのは勿体無い。フニャっとならないように厚紙をいれてみたり、チリンチリンしないようにビニールテープを巻いてみたりしてみたが、どれも上手くいかなかった。
 
これはセンスだ、と私は思った。ファッションセンスのことではなく、生きるセンスのことである。世の中の人は、殆ど鞄を持っている。そこには仕事の書類やら、手帳やら、常備薬やら、あるいはマンガやらを入れている。多くの人は何も背負わず自由にはなれない。
鞄は人間そのものを映すし、人の生きるセンスを映す。生き方や、生きてきた習慣を映す。私は手に持つ鞄は持ちたくない。きっとどこかに忘れて、そのままになってしまう。電車の前の女の人は、器用にかわいらしい小さな鞄ふたつを、吊革にもつかまらずに持っている。私には出来ない。友人のOさんは、普段鞄をもたない。いつもポケットに入れるのはスマートフォンと、小さなモバイルバッテリーと同じく小さな財布だけで、手ぶらで飄々と現れる。彼が何か受け取ったりしたり、私が彼に渡すものがあると、とりあえず持っててくれませんか、鞄ないので、と彼はそれを私の鞄などに入れておく。私はだいたい忘れて渡しそびれてしまうし、彼も忘れて受け取りそびれてしまうのだが、そういえば忘れてましたね、くらいな全く困ってない感じで、次の日あたりに飄々とメールがくる。交差点でまわりを見渡すと電車の中の人たちは、皆それぞれ自身にあった鞄を背負っている。少なくとも、その人自身をある程度映しているようには見えた。
背負っただけで、フニャっとなってしまう。少し歩くと、チリンチリンと音がする。かわいらしくあろうとしても、どこか適当で、肝心なところがしっかりしていない。それでも、騙し騙し背負われている。この鞄は、いかにも私の生きるセンスだな、と思った。

【音楽】きのこ帝国野音

滝のような爆音を聴きながら、私は人間はいつまでたってもずっと、孤独なのかもしれないな、と思った。

 

私を包んでいるのは音楽だけで、たとえ目を閉じてもずーっとなり続ける。目を開けると雨粒に反射したライトの光が見える。音は鳴っている。もし前につまづこうしても後ろに倒れようとしても私はきっとこのまま、ここにいるだけだ。ここにあるのは音と、佐藤さんの言葉、私の思考。思考だけ。

新曲。聴いたことのないメロディー。前奏はフィッシュマンズのような感じもする。彼女が云う、10年後も100年後も一緒にいるあなた、とはもしかしたら佐藤さん自身のことなのかもしれないな、なんて勝手に思った。
大切な人がいる。同じ時に同じようなことを思うような大切な人がいる。もし、あなたとずっといたい、と思ったら、同じように、きみとずっといたいなんて思ってくれる人がいる。でもそれは厳密には同じ気持ちじゃない。もし大切な「あなた」に対してずっといたいと思ったら、その「あなた」は「ぼくとずっといたい」って思わなきゃいけない。だってそうでしょう。「あなたが好き」と同じ気持ちは「きみが好き」じゃなくて「ぼくが好き」だ。僕らはみんな相手のことを考えているつもりで、ずっとどこかで自分のことを考えている。同じ気持ちでいたい、なんて思うけど、本当は同じ気持ちじゃなくて、私のことを考えて欲しい、なのかもしれない。だけどそれじゃあ寂しすぎるから「私とあなたでずっと一緒にいたい」って思う。ちゃんと自分のことも考える。そしたらあなたも「君と僕でずっと一緒にいたい」って思う。これでおんなじ気持ちだ。孤独だ。人はいつだってひとりぼっちのままだ。
 
アンコール、佐藤さんがまた出てきた。なんだか彼女はとても楽しそうだった。あーちゃんも、谷口くんも、コンくんも、楽しそうだった。彼らはおんなじきもちなんだろうか。きっとそうではないと思う。
拍手はまだ鳴っていた。3度目に顔を出した彼らはまた楽しそうに、国道スロープを演奏し始めた。観客の手が、初めてあがる。自分の前や後ろにこんなに沢山の人がいたのかと思った。知らない女の子の顔が見えた。彼女は楽しそうだった。気づけば私も手をあげていた。でもなんか違う気もして、下げた。曲が駆けている。上がっている手も下がっている手もある。多分私は、とても楽しかった。おなじ気持ちで、おなじ歌を聴いているのだろうか。多分違う。でも、なんだか、違う気持ちのままで、ひとりぼっちのままで、人は幸せになれる気がした。
きのこ帝国のライブに行った。
 
 
1.猫とアレルギー
2.35℃
3.パラノイドパレード
4.畦道で
5.ハッカ
6.夜鷹
7.クロノスタシス
8.夏の夜の街
9.夏の影(新曲)
10.海と花束
11.足首
12.WHIRLPOOL
13.ミュージシャン
14.夜が明けたら
15.クライベイビー
16.東京
 
ec1.
17.疾走
18.明日にはすべてが終わるとして
 
ec2.
19.国道スロープ
 

【音楽】私とSMAP。

一番最初に聴いた音楽を覚えているだろうか。


考えてみるけど、どうもわからない。「ヘルプ」だったのか「イエローサブマリン」だったのか、「シング」だったのか「トップ・オブ・ザ・ワールド」だったのか。「真夏の果実」だったのかもしれないし「いとしのエリー」だったのかもしれないし「ルージュの伝言」だったのかもしれない。もしくは童謡やディズニーの曲だったのかもしれない。なんてことないCMソングかもしれない。
じゃあ、一番最初に好きになったアーティストってなんだろう。というか、歌ひとつひとつに名前がついていて、それを歌っている人がいるなんてわかったのはいつだっただろうか。多分、私が一番最初に覚えたアーティストは「SMAP」だったと思う。
誰が好きだったなんて覚えてないけど、多分、気付いた時にはもう森くんは居なかったと思う。なんの曲を聴いていたかも覚えてないけど「夜空ノムコウ」は多分好きだったと思う。彼らはもう、きっとトップアーティストだったのだろう。
アンパンマンか何かのゆび人形に、メンバーの名前をつけていた。やきそばパンまんは「キムタク」、ハンバーガーキッドだっけ?彼は「なかいくん」あとなんだっけ「くさなぎくん」はしょくぱんまん。「しんごくん」と「いながきくん」が何だったかは忘れてしまった。5人でSMAPってことにしていた。
初めてリピートしたCDは、「らいおんハート」だった。我が家はシングルでMDを作っていたから、2曲目は「オレンジ」ではなくて「慎吾ママのおはロック」だった。幼稚園の友達に言ったら、ちがう、と言われた気がする。勿論、野島伸司の名前も小西康陽の名前も知らなかった。マヨネーズを吸うのに憧れていた。歌が上手いっていうのも何かわからなかったから、中居くんの歌だって気にならなかった。「しんごくんがいちばんうまい?」って聞いたら「どうだろう?上手くはないんじゃない?キムタクが一番マシかも」みたいなことを言われた。キムタクの歌い方が一番嫌いだった。きっと、普段と声が違うからだ。
小学校3年生くらいの時に「世界にひとつだけの花」が大ヒットした。少し特別な出来事のように騒いでいたけれど、私にはそんなことはなかった。一番ってなんだかわからないけど、ずっとSMAPが一番って思っていたからだ。それは、一番好きっていう意味じゃない。多分、好きなだけだったら、SMAPよりKinKi Kidsのほうが好きだった。キムタクより光一のほうが好きだった。でも、物心がついて、なんとなく一番すごいアーティストはSMAPだって思っていたし、芸能界?っていうところでもSMAPが一番すごいって思っていた。大御所なんてわからなかった。私にとっては一番古くからいるのはSMAPなのだ。知らないのはいないみたいなものだ。
「Bang!Bang!バカンス」が出た時は心配になった。世界ツアーだかなんだかよくわからないけど、そういうニュースがやっていたのかな?そんなに規模が大きなものじゃないと思うんだけど、それをみて「SMAPはもっともっとかっこいいんだ、これを見ただけでSMAPだなんて思わないでほしい」なんて勝手に思っていた。歌詞は面白いしげらげら笑っていたんだけど、かっこいいSMAPが見たかったんだと思う。
小学校高学年くらいになると、自分で色んな音楽を借りてくるようになる。そうすると親に聞かれた。「それ、どんな音楽?」だからオレンジレンジのCDを流しながら私は答えた。「この低いところを歌ってる人が、キムタクみたいなもん!」
小さな頃は、今みたいに夜更かしもしないで9時には寝る良い子だったから、たまに夜起きているとやっている憧れのテレビが「SMAP×SMAP」だった。子供が寝ている時間に起きると大人たちはそれをみてゲラゲラ笑っていた。怖い夢をみて泣きながらリビングに行くと中居くんがふざけた格好をしてセットを突き破っている。世の中で一番楽しいテレビに思えた。 
Joy!!(レモンイエロー)

Joy!!(レモンイエロー)

 

中学生になり、色んな音楽を聴くようになって、自然と彼らの曲を聴くことはなくなっていった。あんなに見たかったスマスマも、わざわざ見ることは結局あんまりなかった。MDは使わなくなり、よっぽどのことがないと聴くことはなくなった。SMAPの曲は、テレビの中だけで流れる音楽になった。色んなことを知って、小さな私がSMAPに抱いていた無敵感みたいなものも薄れていった。結局、SMAPのアルバムは一枚ももっていない。

だけど、それでも私にとってSMAPは特別だった。知らない曲なんて山ほどあるけど、いつ新曲がでたとか知らないけど、キムタクのドラマなんて観てなかったりするけど、私にとってSMAPは特別だった。クリスマスになると頭に流れるクリスマスソングと共に、変なことをしているSMAPとさんまの姿が浮かぶ。一番好きな曲を聴かれたら、なんだかんだ考えて、SMAPの「JOY‼︎」を答えるようにしている。歌そのものも最高だけど、楽しそうに踊るSMAPそのものがとても好きだ。全然ちゃんと聴いたりしていないけど、私はSMAPをとても大好きなのだ。
 
つまり、私にとってSMAPは、物心ついた時からそこにある、気づいたらもうそこにあった、空気や水や、母親のようなものなのだ。SMAPが歌って踊ってテレビに出ているということは、太陽が東から昇って西へ沈むくらい当たり前のことなのだ。ずっと見ていたり、追いかけたり興味深く観察したりしなくたって、SMAPが普通に在ることは、私にとってただの当たり前のことなのだ。 
SMAPがなくなってしまうと言われたら、かなしいのだろうか。せつないのだろうか。わからない。だって、そこにあるのが当たり前なのだから。無くなるはずがないのだから。無くなってしまうかもしれないってことを、考えても見なかったのだから。もしSMAPがなくなってしまったら、自分が普通だと思っていたことが、自分にとっての当たり前が、常識が、崩壊してしまうってことになる。そんなの、衝撃でしかない。そんなことってあるのだろうか。
明日からは太陽が西から昇ってきても、私はちっとも驚かないだろう。

【音楽】上半期ベスト3

ごめんなさい。今年もそんなに聴いてないです。

 

上半期ベストアルバム

3.COSMIC EXPLORER - Perfume

Cosmic Explorer

Cosmic Explorer

 

 

Baby Face

Baby Face

  • Perfume
  • エレクトロニック
  • ¥250

 

 

2.心の中の色紙 - AL

心の中の色紙

心の中の色紙

 

 

HAPPY BIRTHDAY

HAPPY BIRTHDAY

  • AL
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

1.アワー・ソングス - アイドルネッサンス

アワー・ソングス

アワー・ソングス

 

 

Yeah! Yeah! Yeah!

Yeah! Yeah! Yeah!

 

 

上半期ベストトラック

3.青い吐息のように - フラワーカンパニーズ 

青い吐息のように

青い吐息のように

 

 

2.心の中の色紙 - AL

心の中の色紙

心の中の色紙

  • AL
  • J-Pop
  • ¥250

 

 

1.愛してる.com - 大森靖子

愛してる.com

愛してる.com

 

とかいう、あんまり意味のない。

今日でTwitter6年らしいです。イエーイ。

 

 

【音楽】私なりの2015年ベストトラック11

そろそろ昨年を振り返る企画は1月で終わりにしないとね。文中のリンクは関連曲やアルバムの表題曲に飛びますので、気になったらそちらも。私なりの2015年ベストトラック11曲です。

 

 

11.STAR TRAIN - Perfume

www.youtube.com
STAR TRAIN

STAR TRAIN

  • Perfume
  • エレクトロニック
  • ¥250
 Pefumeをみて、見てきた人には最高に響く曲なんじゃないでしょうか。理屈でもないし、小細工も何もないです。色んな扉を開けてくれたのはPerfumeです。これからも。
 
 

10.シュガーソングとビターステップ - UNISON SQUAR GARDEN

www.youtube.com

なにをもって、最近のバンドとするかはわかりませんが、最近のバンドはあんまり好きじゃないんです。でもこんなんずるい!踊ってまう! 

 

 

9.あなたを保つもの - 坂本真綾コーネリアス

www.youtube.com 

あなたを保つもの

あなたを保つもの

コーネリアス坂本慎太郎、そして坂本真綾。「うで ゆび あし つめ……」そうだ、これはラブソングだ。

 

 

8.クラクションベイビーインブルー - ふくろうず

クラクションベイビーインブルー

クラクションベイビーインブルー

  • ふくろうず
  • J-Pop
  • ¥250

 ふくろうずは常に面白くて、新しくもないけど新しいことをのんびりとやってるのが好きで、昨年出した「ベイビーインブルー」もそんなアルバム。でもいっつも変わらなくて胸を締め付けて何度もスピーカーをぐるぐるする内田さん節がある。「クラクションベイビーインブルー」はそんな曲。

 
 

7.ありふれた言葉 - きのこ帝国

ありふれた言葉

ありふれた言葉

  • きのこ帝国
  • ロック
  • ¥250

 これも動画がなかった。「猫とアレルギー」で新しく踏み込んだきのこ帝国の1曲。別にありふれた歌だし、歌詞もありふれていて特別な曲ではない。だけど、「あいつをどうやって殺してやろうか」とか歌っていた人がこう歌えるようになったっていうことがたまらなく愛おしい。

 

 

6.シルエット - アイドルネッサンス

www.youtube.com

シルエット

シルエット

 1950年代から2010年代までの名曲をリビルドしていくアイドル、アイドルネッサンス。歌われる曲はただのカバーであって、ただのカバーではない。12月に発売されたシングルの「Funny Bunny」(the pillows)の中のKANA-BOONのカバー。アイドルが歌うと何がいいかというと、青春の真っただなかの瞬間の曲になること。あとはこれはライブでないとわかりづらいけど、ダンスという身体表現とロックが結びつくこと。もう1曲のカップリングの「Music Lovers」(Jerry Lee Phantom)と表題曲合わせて、2015年のベストシングルです。

 
 

5.THE RAIN - Salyu

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THE RAIN

THE RAIN

 2015年は個人的に歌声というものを追い求めた年だった気がする。上手いだけでは惹かれず、下手でも涙を流したりする。でも一重に感情といったわけではない。歌の中に何かが棲むひとがほんの少し存在する。そう思った1年だった。Salyuはそういうシンガーの数少ない一人だろう。Salyuのうたは得体のしれない何かを受け取って、どこまでもどこまでも伸びていく。早く生で聴きたい1曲。

 

 

4.アジテーター - クラムボン

アジテーター

アジテーター

 クラムボンの昨年出した名盤、「triology」の中でも、1番好きな1曲。昨年は例年よりも自分がアルバムや新譜を聞けなかった。でも、「アジテーター」のおかげで、2015年の音楽も、きっと最高だったんだろうなって思わせてくれる。昨年の音楽のイメージは、素晴らしくて最高ってことになってる。

 

 

3.恋する感覚 - アイドルネッサンス

恋する感覚

恋する感覚

我慢できずにアイドルネッサンスをもう1曲。2015年アイドル楽曲大賞3位、小出祐介楽曲大賞1位の「YOU」(大江千里)のカップリング曲。そしてこれはその小出さんのBase Ball Bearのカバー。表題曲も素晴らしいけどこちらは完全に自分たちのものにしてしまっている。というか1度聞くと、この曲をアイドルが歌わずして誰が歌うのだろうと思う。アイドル、という存在であることも勿論、ハモリとフォーメーション、そして女の子の表情はここまでおそろしい。

 

 

2.夜明けBrand New Days - ベイビーレイズJAPAN

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音楽好きの中でも、ももクロあたりからアイドルが他とジャンル分けせずに語られるようになってきた。でも、そこで語られるのは従来型のアイドル楽曲として質が高いものか、もしくは発想として面白いギミック的なものか。でもアイドルはそれだけじゃない。自分たちがロックバンドの激しい演奏に揺さぶられたり、パンクバンドの演奏とともに踊り狂ったりしたように、色眼鏡なしで単純にステージを観たときに、ものすごいものが横たわっているのを見逃してはないだろうか。付加価値もギミックもサブカルもジャージャーもいらなくて、熱量とほんの少しのストーリーだけあれば、まだまだ面白いものがそこにはある。昨年の個人的(アイドル)楽曲大賞。

 
 

1.もんだいガール - きゃりーぱみゅぱみゅ

www.youtube.com 

もんだいガール

もんだいガール

 2015年はアンセムがないらしい。本当か?って考えたとき、自分の頭にに浮かんだのはこの曲だった。2015年の象徴。わたしもんだいガール。

 

 

 

2015年振り返る系、他の記事も良かったら。ではまた。

 

yama51aqua.hatenablog.com

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