べんきょうしよう

映画と音楽とアイドルと

【音楽】お久しぶりです、ゼロ年代

2000年代マイベストアルバムを選びました。気付いたら2000年代ももう遠くなり、やっと振り返れるようになりました。

ケトルがゼロ年代特集をやったり、なんでも枕詞に「平成最後」って付けられるからそうではなくて西暦区切りのランキングをまとめておきたかったり、という意識もなんとなくあったのですが、2年くらい前に90年代の50枚を選んだので、ずっとやろうやろうと思っていたので、そろそろだと思ってやりました。

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来年は2019年なので、皆さま10年代まとめをするだろうから、今のうちに。改めて聞き返してみると、思ったより好きなアルバムが多くて驚く。多分私はゼロ年代の音楽を1番聴いていたのではないんじゃないかな。悩みに悩んでしまったので、前回はやりませんでしたが1アーティスト1枚に絞りました。もう観るとロキノン系の時代で、当たり前にしょうがないことだけどここの50枚もロッキンオンの影響を強く受けている(あとほんの少しスヌーザー)。少し古い感じもするけれど、古くなるからと言って、大事な宝物はそのまま大事だということを選び聴きながら、改めて思い返していました。なんだかんだ、好きっていうのを基準に選んでしまった、懐かしくて少し愛おしい感じです。みんなのが観たい。

 

 
50.cymbals『That's Entertainment』(00)
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49.木村カエラ『CIRCLE』(06)
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48.エレファントカシマシ『扉』(04)
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47.STEADY&Co.『CHAMBERS』(01)
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46.BEAT CRUSIDERS『P.O.A.-POP ON ARRIVAL-』(05)
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45.山本精一と不思議ロボット『Mind Game O.S.T.』(04)
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44.サンボマスターサンボマスターは君に語りかける』(05)
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43.ザ・クロマニヨンズ『MONDO ROCCIA』 (09)
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42.rei harakami『lust』(05)
Lust
 
 
41.大槻ケンヂと絶望少女達『かくれんぼか鬼ごっこよ』(08)
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40.曽我部恵一ランデヴーバンド『おはよう』(07)
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39.ART-SCHOOL『Flora』(07)
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38.Blankey Jet City『Harlem Jets』(00)
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37.Garnet Crow『first soundscope〜水のない晴れた海へ』(01)
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36.Base Ball Bear『(WHAT IS THE)LOVE & POP?』(09)
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35.ハナレグミ『日々のあわ』(04)
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34.いきものがかり桜咲く街物語』(07)
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33.ハンバートハンバート『11のみじかい話』(05)
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32.ASIAN KUNG-FU GENERATION『ワールドワールドワールド』(08)
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31.安藤裕子『Merry Andrew』(06)
 

30.JUDY AND MARYWARP』(01)
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29.トクマルシューゴ『EXIT』(07)
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28.GRAPEVINEイデアの水槽』(03)
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27.Cocco『サングローズ』(01)
 

26.aiko『秘密』(08)
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23.Thee Michelle Gun Elephant『SABRINA HEAVEN』(03)
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24.堀江由衣『黒猫と月気球をめぐる冒険』(01)
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23.Tommy Heavenly6Tommy Heavenly6』(05)
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22.スーパーカー『Forturama』(00)
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21.the pillows『Smile』(01)
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20.銀杏BOYZ『DOOR』(04)
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19.くるり『ワルツを踊れ Tanz Walzer』(07)
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18.ゆらゆら帝国『空洞です』(07)
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17.GOING STEADYさくらの唄』(01)
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16.RIP SLYME『TIME TO GO』(03)
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15.bloodthirsty butchers『birdly』(04)
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14.Perfume『⊿』(09)
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13.andymoriandymori』(09)
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12.相対性理論『シフォン主義』(08)
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11.Number Girl『サッポロ OMOIDE IN MY HEAD状態』(03)
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10.キリンジ『3』(00)
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9.中村一義『ERA』(00)
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8.YUI『Can't Buy My Love』(07)
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7.YUKI『Joy』(05)
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6.BUMP OF CHICKENorbital period』(07)
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5.坂本真綾少年アリス』(03)
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4.フジファブリック『CHRONICLE』(09)
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3.チャットモンチー『耳鳴り』(06)
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2.宇多田ヒカルHeart Station』(08)
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1.クラムボン『3peace〜live at 百年蔵』(06)
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ベイビーレイズJAPAN『THE BRJ』

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「大人になりたくないよ」とあがいてみたところで、そりゃいつかは大人になる訳だけだけど、本当に本物の大人になってしまうほんの少し前のその季節をどう過ごすかというのは案外大切なことなのかもしれない。


ベイビーレイズJAPANは特異なアイドルだ。いや、正確にいうと特異なアイドルになってしまったというのが正しい。ぼこぼこと穴だらけになってしまったアイドルシーンの中で、ただそこに立ち続けることが美しい。何も分からないまま歌い始めた少女たちは、遂にただ歌い続けるということをアイデンティティにしてしまった。
まずアイドルアルバムとして素晴らしい。マニフェストを掲げる1曲目から、夏フェスや夕暮れなどのライブシーンを意識させる中盤、そこからギアを入れて歌をメッセージに変えていく終盤。短いながら、普段の彼らのライブのセットリストを見るようで、円熟味すら感じさせる。

リード曲でもありラストを飾る「僕らはここにいる」が傑作。アイドルが"手の届かないもの"から、"会いに行けるもの"に変わり、テレビで観る"みんな"のものから"僕ら"のものになるにつれて、ソロアイドルも少なくなりグループアイドルばかりになった。そんなアイドルブームの中でも、はじめから終わりまで変わらずおんなじメンバーで駆け抜けることは殆どない。見ていた夢も、叶えた夢も、挫折した夢も、もしかしたら最初は無理矢理に見ていた夢もあるかもしれない。出会った人も先に倒れた人もいるだろう。でも、それでも選択を繰り返して、誰一人いなくならずに同じ場所に立っている。ピンチになるといつも助けてくれる、戦隊もののヒーローみたいに立っている。でもそのヒーローは、おんなじ星を目指して集まった、仲の良いキラキラした同士たちじゃなくて、好きなものも服の趣味もバラバラで、ボロボロになりながらもしかしたら分かり合えないままそれでも立っている"アンチヒーロー"なのだ。『THE BRJ』は、そんなアンチヒーローの決意を歌った、コンセプト・アルバムだ。発売から1年ほど経ち、更にグループや彼らを取り巻く状況は変わったけれど、アルバムで歌われているものはなお色褪せずにその強度を増したように思える。もし"ここ"の場所がそこから、別のどこかに変わったとしても。大人になる前の一瞬のその季節の想いは、今も自分のここにはっきりと伝わっている。

 

 

1.何度でも
2.首ったけエンジョイサマー!
3.スパイラル
4.アンチヒーロー
5.僕らはここにいる

 


ベイビーレイズJAPAN「僕らはここにいる」【日比谷野音2018】

 

 

THE BRJ  初回盤

THE BRJ 初回盤

 

 

 

 

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【音楽】3月31日坂本真綾好きな曲ランキング

毎年今好きな彼女の曲を書くだけのブログです。

去年のはこれ。

 

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10.たとえばリンゴが手に落ちるように(3rdミニアルバム『Driving in the silence』収録) 
たとえばリンゴが手に落ちるように

たとえばリンゴが手に落ちるように

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大好きな冬のアルバムから。 「きみはどうしたい?」という問いかけを反芻しています。

 

 

9.パイロット(2ndアルバム『DIVE』収録) 
パイロット

パイロット

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この曲は特に映画のような情景が浮かぶので好きです。

 

 

8.猫背(『シングルコレクション+ ミツバチ』収録) 
猫背

猫背

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 去年も選んだ気。岩里祐穂×菅野よう子×坂本真綾という魔法について、いつまでも考えています。

 

 

7.まきばアリス!(4thアルバム『少年アリス』収録) 
まきばアリス!

まきばアリス!

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好きな哲学がつまりまくっています。 

 

 

6.CLEAR(27thシングル『CLEAR』収録) 
CLEAR

CLEAR

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 最新シングルが好きなのっていい。聴いているとなんだかある友達のことを思い浮かべます。

 

 

5.なりたい(8thアルバム『シンガーソングライター』収録)
なりたい

なりたい

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誕生日のうた。今"新しい闘い"の気持ちなのかもしれません。

 

4.光あれ(4thアルバム『少年アリス』収録) 
光あれ

光あれ

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人気曲の1つ。私は最近人の年齢というものを考えてしまうのですが、この曲は彼女が私と同じ年齢の時に書いたもの。今だから感じる気持ちがあります。 

 

 

3.DIVE(2ndアルバム『DIVE』収録)
DIVE

DIVE

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私は彼女のアルバムの中でも『DIVE』が群を抜いて好きなのですが、その表題曲。この曲を聴いたまま溶けて何もわからなくなってしまいたいと思う瞬間があります。

 

 

2.I.D.(2ndアルバム『DIVE』収録) 
I.D.

I.D.

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私のオールタイムベスト。 なんとなく毎年手帳にこの曲を挟んでいます。

 

 

1.僕たちが恋をする理由(2ndミニアルバム『30minutes night flight』収録) 
僕たちが恋をする理由

僕たちが恋をする理由

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 ”君の哲学に触れるとき 一番好きな自分になる"という一節が本当に好き。最近、人の哲学に触れて、好きな自分を見つけて、それが生きていくことなのかもって思ってます。坂本真綾という歌手は、ずっと哲学について歌っているのだなと、今の私は感じています。

 

 

ということで。好みは去年と同じところも、違うところもありますが、続けてやってみると面白い。

坂本真綾さん、お誕生日おめでとうございます。歳を重ねる度に素敵になっているので、私もあなたみたいに歳を重ねていきたいなとほんとうに思っています。生きることって楽しいのかもって、少し思える。

 

 

【音楽】2017年ベストアルバム

10.・・・・・・・・・『 』

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9.V.A.『ウルフルズTribute~Best Of Girls Friends』 

 「ウルフルズTribute~Best Of Girl Friends」の画像検索結果

 

8.17歳とベルリンの壁『Reflect』

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7.ねごと『SOAK』
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6.YeYe『MOTTAINAI

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5.ベイビーレイズJAPAN『THE BRJ』

 

 

4.PUNPEE『MODERN TIMES』

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3.三浦透子『かくしてわたしは、透明から始めることにした』

 

2.ふくろうず『びゅーてぃふる』

 

 

1.YUKI『まばたき』

まばたき 

 

 

 

 

 

【総評】

なんとなく毎年選んでいるんだけど、今年は特に自分が好きかということを考えながら選んだ。ランキングに入っていないものも含めてタイトなアルバムが多かった印象がある。⑩『 』(タイトルはないらしい)もタイトなコンセプト・アルバムだった。都市のノイズと音楽のノイズ、そして人々のノイズ、アイドル。アルバムだけでTOP10入りするかは微妙かもしれないが、2017年を象徴する作品の一つだったように思う。⑩もそうだが、⑧『Reflect』も素晴らしいシューゲイザー・アルバムだった。90年代後半の音楽が好きな人とかはハマるかも。今年はシューゲイザーも多かったかもしれない。

自分なりにランキングが決まりかけていた頃に⑦『SOAK』ねごとがこれもまたタイトなアルバムで殴り込みをかけてきた。ねごとを出始めの頃何かがもっとまっすぐ評価していたら今のシーンは変わっていたかもしれない。どこまでも真摯に作ってあると思うけど、売れないだろうなぁ。⑥『MOTTAINAI』もしっかりしたアルバムだった。YeYeは枚数を重ねるたびに好みになっている。

そういうカッチリしたアルバムと反対に、今年はカバーものもビビッときた。選外のものだとストレイテナーのも好きだったけど、トリビュートから選ぶなら⑨『ウルフルズTribute~Best Of Girls Friends』。ウルフルズの曲を女性が歌うというコンセプトはこれ以上ないってくらい最高だ。想像してニヤニヤする通りのカバーが聞けてやっぱりニヤニヤする。全部気に入っているのだけどチャットモンチー「かわいい人」ふくろうず「バンザイ〜好きでよかった〜」阿部真央「ええねん」が特に好み。③『かくしてわたしは、透明から始めることにした』ひっそりと出た三浦透子のアルバムもカバー集。演じるときのあの空気感のまま歌われるサニーデイ・サービス「東京」とフィッシュマンズ「いかれたBaby」はずるい。女優のキャリアもこれから駆け上がっていくだろうから、後々こんなのあったの、とニヤニヤするアイテムになりそう。

アイドルのアルバムも傑作が幾つもあったが、⑤『THE BRJ』が良かった。ベイビーレイズJAPANは特異なアイドルだ。というより結果的に特異なアイドルになってしまったというべきだろうか。光と影、栄光と挫折。多くのグループが解散したり、脱退・卒業とぼこぼこ穴の空いたアイドルシーンの中で、そこに仲間と立ち続けることが美しい。"アイドル"というものを俯瞰しつつも、そこに立っている自分たち自身のアイデンティティを歌った傑作だと思う。

今年を語るならやっぱりパンピー④『MODERN TIMES』は外せないけれど、やっぱり心に響くのはその人自身を歌った歌だと思う。②『びゅーてぃふる』は彼らの3rd『砂漠の流刑地』以来の大傑作。おかえりふくろうず。内田万里という書き手が、久しぶりに内田万里本人に向き合った作品。それはまた聴いている人の心の壁をひっかくような切なくて優しい音楽だ。でも、帰ってきた瞬間いなくなる必要は絶対なかった。あなたの歌は素晴らしい。もっと聞きたいのに。

ふくろうずが「君はありのままでいいよ」と「言ってほしかった」*1 と歌うようにYUKIも①『まばたき』の中で「素直で明るいだけ人には価値がある」と「教えてよ」*2 と歌う。YUKIはそれでも全力で世界を肯定してみせた。だから大好きなバンドがいなくなっても、私はなんとかやっていこうと思うのだ。

次点は柴田聡子『愛の休日』Chara『Sympathy』sora tob sakanacocoon ep』MONDO GROSSOCorneliusなど。これをやると今年も終わりって感じがする、ありがとうございました!

 

 

 

2017年ベストアルバム

1.YUKI『まばたき』

2.ふくろうず『びゅーてぃふる』

3.三浦透子『かくしてわたしは、透明から始めることにした』

4.PUNPEE『MODERN TIMES』

5.ベイビーレイズJAPAN『THE BRJ』

6.YeYe『MOTTAINAI

7.ねごと『SOAK』

8.17歳とベルリンの壁『Reflect』

9.V.A.『ウルフルズTribute~Best Of Girls Friends』

10.・・・・・・・・・『 』

 

 

*1:

*2:聞き間違い

【俳優】ふと、満島ひかりへの愛情について。

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言わずもがな彼女は日本映画や日本ドラマ界を代表する女優であるわけだし、活動歴も十分に長い。そして彼女は彼女自身の言葉を語る人だから、私が彼女についてなにがしかの文章を書いたところでおそらく何の意味ももたないだろう。彼女の発言や女優として示してきたもの・体現してきたものについては他に熱心なファンも多くいらっしゃるから、そちらを参照されるといいと思う。

にも関わらず私が今更彼女について語るのは、満島ひかりという女優が行ってきた活動に対する(極めて最低限の)敬意の表明としてであり、極めて個人的なメモとしてでもある。

 

 満島は、NHK Eテレで放送されている『SWITCHインタビュー 達人達』の中で人類進化学者の海部陽介氏と対談した時にこのように述べている。

 

満島「私たちは、役者の仕事は魂の深層心理を探る、肉体の深層心理を(探る)、腕が上がっていると実はこういう気持ちになる、そういうのを探っている方でやってるんですよ。同じようなことをしてるんじゃないかって勝手に思ってるんです」

海部「アプローチは違うだけで人間を追求している」

満島「ちょっと全然違う方法だけど、発見できるかもしれません」

  

海部氏は人類学者なので、仕事として”人間を探る” ことをやっている訳だが、満島はアプローチは違えど役者の仕事は人間を探ることだという。

このことは、例えば唐十郎氏なども同じく言う訳だが、多くはテレビの前などでドラマを消費することが多くなった私たちには遠いものになっているかもしれない。ひょっとしたらこの満島の文章だけを見るとピンとこないのではないか。

だが満島ひかりという人の演じる姿をたとえテレビというフィルターを通してでも観たことがある人なら、例として坂元裕二作品における彼女(『カルテット』3話など)を挙げる必要もなく容易にこの意味はわかると思う。

だから、私はこの言葉を聞いた時「そうなんだ」という感想ではなく、彼女がこれまで体現していることを言語化して見せられたような気がして、なんだかストンと腑に落ちたのでした。

 

ところで、大声で叫んだことがあるだろうか。

考えてみれば、大人になってからそういう機会は多くないかもしれない。1回くらいはあるだろうか。ではどんな風に?怒り?喜び?悲しみ?少なくとも、怒って叫んで、喜んで叫んで、悲しんで叫んで、すべてをやってみたことある人は多くないんじゃないだろうか。例えば

ジーザスキリストを馬鹿にする奴は…主よ!お赦しを! *1

でも 

点検!*2

 でも。叫んだ時の気持ちを分かるだろうか。私がはじめて演劇をやった時、衝撃を受けたのが、おばさん役をやって見せる同級生の女の子の演技だった。それは上手い/下手とかで言い表せるものではなかった。なんというか、私の知っているその子の中にそのおばさんはいないのである。だから私は驚いてしまった。そしてそれは彼女も、だった。自分の中にあるものをやっていったのではなく、演じていくうちにそのおばさんはどんどん、おばさんらしくなっていった。そして彼女はそれ驚き笑っていた。

演劇は沢山のIFを投げかける。もしおばさんだったら?もし銃で撃たれたら?もし殺人犯の子どもと恋におちたら?もし自分が2000年万前の人間だったら?そうしたらならどんな気持ちになるのだろう、どういう感情が生まれるのだろう。

 

君と僕とは恋に落ちなくちゃ

夜が深く長い時を越え *3

ここでも満島は「恋に落ちた」魂の深層心理を探っているのだろうか。

私の満島ひかりに対する感情は、例えばファンクラブに入って追いかける彼女に対するものとは違うものだし、雑誌の写真ページに載っていても眺めて時を過ごそうとは思わない。ただ、彼女が演劇というものを(ほぼ唯一といっていいほど)スクリーンで、テレビで体現し続けるなら、私はそれをずっと観ていくのが義務なのだと思う。例えば「ローマの休日」の公開を映画館で観て、オードリーヘップバーンと同じ時代に生きたこと自体に歓喜した人がいたように、満島ひかりという女優が演技し続ける今にいることに感謝をしなければならない。他の誰でもなく、満島ひかりという役者をずっと観ていくのだろうな、とふと思った、ラブリーを聴いてしまった年の暮れ。

 

 

 

*1:愛のむきだし

*2:監獄のお姫様

*3:ラブリー

【まとめ】短歌を始めました②

短歌を始めた。前回の記事はこちら。

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短歌は難しい。まだ、短歌の本を買えていない。始めたばかりでさっそく詠みたい、という気持ちより勉強したいという気持ちのほうが強くなっている。今回の前半の首はポンポンと出来たが、そこから途端に出てこなくなってしまった。少し忙しいと短歌を詠もうとしていることを忘れてしまうが、だからといって詠もうと考えすぎると取ってつけたような首しか出てこない。その度にもっと推敲すればよかったと後悔するのだが、Twitterというものの性質上それを許してはくれない。

とはいえ、続いている事自体が私にとって最大の成功だ。(まだ2回だが。)つぎのタームは更に難産になりそうな予感がしているので、早く本を買いに行きたい。本当はもっと、生活に根ざしたナンセンスを詠みたいと思うのだが、上手くいかない。ところで山手線代々木駅と原宿駅の間にある謎の駅を知っているだろうか?なんなのだろうと調べたら宮廷用のホームらしい。

 

 

 

 

【11~20】

常人といけふくろうが対面し あはれ方向音痴再見(サイツェン)

 

夜7時タイムマシンに乗ったのにリプひとつない降りた12時

 

特別な気持ちの眼鏡持たぬまま秋が訪れ冬が訪れ

 

労働を辞めてしまったまだ背負うものを持たない俺(23)(にじゅうさん)

 

約束が木村文乃とでも冬の自転車は嫌(耳がちぎれる)

 

なけなしの150円支払って一駅先へこのバスは行く

 

こんにちはこんばんはとか繰り返しおはよう僕らまた朝が来た

 

現世にはもうないNannを並べてる インスタグラムフォローよろしく!https://t.co/WQ4WvyWmf3

 

荒れる11月の文字は横目にそわそわ時を待ってる手帳

 

脳みそを労働教に侵された奴ら横目に今日も働く

 

 

次回もよろしくお願いします。

 

【テレビ】無駄なことを一緒にしようよ「72時間ホンネテレビ」を観た

2013年の象徴的な音楽といえば、勿論、人それぞれ思い浮かべるものは違うだろうが、多くの人がSMAP「Joy!!」を挙げるのではないだろうか。

 

無駄なことを一緒にしようよ

忘れかけてた魔法とは

つまり Joy!!Joy!!

(Joy! / SMAP)

 

 

穏やかな時間だった。いや確かに、堺正章との緊張の時間や、地上波という檻から放たれた太田光の暴走、森くんとの感動の再会、といった印象的な瞬間のみを切り取って論じれば、穏やかという言葉での総括は、いささか乱暴に見えるかもしれない。だが、72時間のおよそ大部分は、そういった良くいえば穏やか、悪くいえばグダグダとした時間によって構成されていた。先程例に挙げた太田光の暴走でさえも、今までSMAPという船を支えてきた彼の不在によって生み出されたグダグダを打ち破るために、半ば必然的に発生したと言ってもいい。あの瞬間、爆笑問題がいなければ、番組はとても視聴に耐えうるものではなかっただろう(伊達公子は多分本当にイラついていたので、煽りを受けた人はいた)。

 

では、そのグダグダな放送がやはりネットテレビと言ったようで、ただ単純に粗末で粗悪なものだったのかというとそうではない。有意義な時間ではなかったが、でも、その"無駄"な時間を僕らは彼らと一緒に過ごしたかったのではなかったか。香取慎吾が笑っている。草彅剛がはしゃいでいる。稲垣吾郎が何かを企んでいる。私の観たいテレビはこれだった。そうその瞬間、何かを思い出したように、そのつまらないグダグダに一瞬で魔法がかかる。

社長の家に香取が絵を描こうという突然の企画。にやにやする草彅剛と、眠そうな稲垣吾郎(皆眠そうなのだが)の横にいる香取慎吾は、なんだか不機嫌そうだ。だが、僕らはそれで嫌な顔や憂鬱な気分になったりはしない。「Joy!」の歌詞を初めから読み直してみる。

 

気真面目さんはご苦労さん

平日の顔土日まで引きずってる

ギブアップすらも出来損なってる

 

 

あの明るいサビの歌の歌い出し。奇しくもJoy!を作った津野米咲という作家自身もそうであるように、人間のポジティヴの裏には、沢山のネガティヴな想いやネガティヴな日々があることを僕らは知っている。72時間ホンネテレビは、本当に幸福で、輝きに満ちた時間だった。だけど死んだ目をしながら、喪服で頭を下げた5人の姿だって、ついこないだそこにあった現実なのだ。Joy!!という魔法、それは素晴らしい魔法だが、は「忘れかける」のだ。

 

72曲の過去と現在、生と死を繋ぐ身近でありながら、壮大な音楽たち。香取慎吾は「俺はいつでも最高なのさ」と歌うがその前には「今まで何度倒れただろうか」という言葉も歌われている。締めくくりの小西康晴の仕事ぶりについてはもはや語るまでもないが、私はその前の71曲目が「Joy!!」であったらいいのに、と思った(勿論、そうではないのはわかっていた)。

 

どうにかなるさ 人生は

明るい歌でも歌っていくのさ

Joy!!Joy!!

あの頃の僕らに

今夜だけでもいいから

朝までJoy!!Joy!!

 

 

きっとどうにかなる。私はその日が来ることなんて疑っていなくて信じているけど、来たるその日、「世界に一つだけの花」や「Best Friends」「オリジナルスマイル」などの名曲群と合わせて、また「Joy!!」を聴けることを心待ちにしている。

……というのはとりあえず置いておいて、そんなの全然別にしても、素晴らしい瞬間だった。彼らの新しい旅立ちを、心から祝福したい。

 

 

 

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