「平成映画女の子ランキング」 やろう!
『平成映画女の子ランキング』をします!
映画を観ることは女の子を観ることです。そう言い切ってしまってもなにも問題はあるまい。少なくとも私の映画ライフはわりとそのようなものでした。好きな映画よりも好きなヒロインのほうが先に浮かびます。
例えば、よくわかりませんがテンプレートのように昔の人がオードリー・ヘップバーンに憧れたり、角川映画の薬師丸ひろ子に焦がれたり、「さびしんぼう」の富田靖子を好きになったり*1…
そんな、そういうものと同じように、私も平成の映画を観て、ヒロインに恋して、感情移入して、振り回されて、時には失恋をして、きました。
「平成まとめ」でいろいろなまとめが作られて、ベストアルバムをまとめている友達がいて、「じゃあ自分は映画をまとめようかな」とも考えたのですが、何か違う気がする。だって別にシネフィルではないし。その時思いつきました。
そうだ、女の子だ。
まっつくんありがとう。私たちは毎年年末に、好きな女の子(男の子)を決める遊びをしていたんだった。これだ!とおもいました。毎年のランキングには、私は参加したりしなかったりだったのですが、今回の企画はその延長のつもり。
平成終わりにやるべきこと。それは「女の子ランキング」なのです。平成の、ぼくらの心を狂わせてくれた女の子たちを、ちゃんとまとめて、供養してあげなければ…!
いやいや、言い過ぎですが、同じような気持ちの人たちも多いんじゃないでしょうか。というか、多いはず。私はみんなの大好きな映画の女の子を知りたいのです。教えて。教えてください。
「ああそうだったなぁ…」「あれはかわいかった」「あれは恋に落ちるよね!」という思い出話がしたいのです。若しくは「実は秘密にしてたんだけどさ…」みたいなのも大歓迎。みんなで遊びましょう。
皆さんが平成で恋に落ちた・好きだった・振り回されたヒロインを教えてください。
前振りが長くなりました。
やること
「平成の映画」に出ている「女の子」または「男の子」を10人選んでランキングにする。
かんたんなルール
- 「好きな女の子(女優)」と「映画」の組み合わせでランキングを作る。
- 「女優名」だけ「映画名」だけでランキングを作らないでください。好きなヒロインを選ぼうという試みで、好きな女優ランキングでも好きな映画ランキングでもありません。
- ランキングは2人以上であればOKです。なので気軽に参加してください。集計する場合は10人までとしますが、選ぶ人は気にしなくていいです。
- 選ぶ映画は平成の映画、つまり「1989年1月8日から2019年4月30日の期間に公開された映画」にしてください。
- 1つの女優に複数の映画を上げても結構です(例:「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」オードリー・ヘップバーン)。ただし、その場合も平成の映画のみを挙げること。
- 「女の子ランキング」という名前だけど「男の子」を選んでもかまいません。
- ただし「女の子」だけ「男の子」だけでランキングを作ること。両方選びたい場合はランキングを別にして、2つのランキングを作ってください。
- 洋画も邦画もOKです。「平成」のランキングなんだけど、臨機応変にね。
- アニメ映画のキャラクターもOK!ただし、その場合はキャラクター名のみではなく、声優名も併記してください(例:「AIR/まごころを、君に」綾波レイ/林原めぐみ)。
- ランキングができたら、ブログやTwitterで発表する。
- ハッシュタグ(#平成映画女の子ランキング #平成映画男の子ランキング)を使ってくれると嬉しい!
- もしいっぱい集まったら集計します。その場合は集計方法を追記します。
- そんなに集まらない場合はみんなのまとめ記事を作る予定だよ!(多分)
- 質問は@yama51aquaまで。じゃんじゃん参加してね!
わたしのランキング
例として掲載します。私は邦画だけで作ったのだけど、もちろん洋画のヒロインでもOKなので、じゃんじゃん参加してください!
10.『海街diary』広瀬すず
2010年代、僕らのヒロインが広瀬すずであることに異論を持つ人は誰もいないのではないか。彼女のすごいのは「外」の人でありながら「内」の僕たちのこころを持っていくこと。この日記帳は、彼女のヒロインのはじまりを記録するための映画だったんだと思うことがあります。
9.『渚のシンドバッド』浜崎あゆみ
橋口亮輔の繊細過ぎる最初期の作品に映る女の子を観て、とても驚いてしまった。のちの歌姫の姿があまりにももろく、美しくそこにあったからだ。何も不満はないのだけれど、この映画を観た後ほど「もしも」ということを考えたことはなかった。もしかしたら、彼女のうたの底にはずっとこの時の彼女がいたのかもしれない。
8.『四月物語』松たか子
岩井俊二がロリコン趣味だということは今更論じるまでもないことなんだけど、『四月物語』の松たか子を観た後だと「そりゃそうだよな~」という気持ちになってしまう。こちらの完全な負けです。
7.『害虫』『EUREKA』宮崎あおい
"無邪気”ということばはひょっとしたら誉め言葉でなく、ひどくおそろしいことなのだと知ってしまった。でも何より恐ろしいのは、宮崎あおいがそのころとほとんど変わらないたたずまいで映画のヒロインをやり続けていることなのかもしれません。
6.『リンダリンダリンダ』ペ・ドゥナ
”好きなヒロイン”という話題で『リンダリンダリンダ』のペ・ドゥナを挙げる人は、すべからく皆友達なのです。握手です。異世界に迷い込んだような独特の空気。彼女を前にすると僕らはみんなあの松山ケンイチになってしまいます。
5.『リリィ・シュシュのすべて』『花とアリス』『たまたま』蒼井優
彼女がゼロ年代を代表する映画女優であることは間違いありません。『リリィシュシュ』の彼女を救ってあげられなくて、だから『花とアリス』のダンスに涙した。失礼なことをいうとそんなに美人ではないと思うんですが、なのに惹かれてしまう魔法。実は彼女のそういう魅力だけでできている『たまたま』が一番の傑作だと思う。
4.『がんばっていきまっしょい』田中麗奈
ステレオタイプ的な「青春映画のヒロイン」のイメージに一番近いものを選ぶとしたらこの作品の田中麗奈を選びます。何よりもまぶしい。ただひたすらにまぶしい。それだけだし、それがすべて。
3.『ジョゼと虎と魚たち』池脇千鶴
どうして僕らはみんなジョゼに恋してしまうんだろう。とても愛おしくって、めんどくさい。妻夫木のきもちがよくわかる。ジョゼだっておんなじ風に泣いてくれればいいのにね。蒼井優と並んで、ゼロ年代邦画のヒロインは池脇千鶴だったと思います。
2.『桐島、部活やめるってよ』橋本愛
映画のヒロインは文化系男子の理想で、偶像なわけだけど、「偶像になったヒロイン」という偶像を演じてくれた橋本愛のことを僕らはいつまでも忘れることができない。ブルーレイを発売日に買って、ヒリヒリとした胸の痛さでまだいちども再生できずにいる。それから一生、ミサンガをつけている奴と落合モトキのことは好きになれそうもありません。
1.『神童』成海璃子
非常に個人的な話だけど、『神童』の成海璃子に合わなければこんなふうに映画を観ることもなかったし、こんな企画をすることもなかったんじゃないかなと思う。彼女のその時間しか持ちえない空気がすべて、映画の中に閉じ込められていて、私はずっとそれに恋をしたままなのです。
こんだけ邦画選んどいてあれですが、予想1位は『レオン』ナタリー・ポートマンです。当たるかな~。
*1:これは私もですが